動画を使って社内外にコンテンツを提供したいとなった場合、動画配信システムを利用すればスムーズに進められます。しかし、実際にシステムを使ってみないと、自社の目的を叶えられるかわかりません。そんな時は、無料トライアル可能なシステムを本格導入の前に試してみましょう。この記事では、無料トライアルが用意されているおすすめの動画配信システムを7つ紹介します。動画配信やコンテンツ管理を効率よくしたい方はぜひ参考にしてください。動画配信システムとは動画配信システムとは、動画コンテンツの配信と管理、コンテンツを使ったマネタイズもできるサービスです。システムを導入すればデータ管理などの手間も大幅に削減できるため、企業のなかでも導入するところが増えてきています。クラウド型とオンプレミス型動画配信サービスには、クラウド型とオンプレミス型があります。クラウド型とは外部のサーバーにあるシステムに動画をアップロードするタイプで、オンプレミス型は社内にサーバーやシステムを構築して運用するタイプのことを指します。クラウド型は、導入やランニングのコストを抑えられ、ネット環境があればすぐにでもシステムを利用できるのが特徴です。オンプレミス型は、自社のサーバーとシステムを活用することから、クラウド型と比べるとセキュリティ面は高いといえるでしょう。一方で、導入に多額のコストがかかること、システムをいちから構築することで運用開始までに時間がかかる点は注意が必要です。動画配信システムの利用目的や用途、予算など、自社にとってどちらの仕組みが最適なのか、しっかり検討しましょう。動画配信システムを導入する目的と効果動画配信システムは、利用目的によって必要な機能やデータ容量が異なります。そのため、まずは導入前に利用目的をはっきりさせましょう。導入することで得られる効果と併せて解説します。情報の共有動画は、文字よりも短時間で多くの情報を伝えられるため、理解度を深められるだけでなく、言葉にしづらい部分も伝えやすくなります。たとえば、会社の目標や戦略、ビジョンなどを共有する場合、文字だけでは伝えづらい「雰囲気や熱意」なども、動画の方がより見ている側に届くでしょう。また、社内のマニュアルやノウハウ、会議の内容を共有したい時にも便利です。これまでは会議に直接参加するか、テキストベースの議事録が主な共有手段でしたが、動画を通して簡単に行えるようになります。動画コンテンツの提供ウェビナーの開催や、動画コンテンツの有料配信、顧客への販促動画を作りたいときにも動画配信システムが役立ちます。質の高いコンテンツを一度作成すれば、共有はもちろん、全社員が活用できるため、販促活動におけるクオリティの均一化や営業活動の効率化も実現できるでしょう。また、動画コンテンツ自体を有料にして販売し、新たなキャッシュポイントの創出に繋げることも可能です。動画配信システムの仕組み動画配信の仕組みは2種類で、「ダウンロード配信」と「ストリーミング配信」です。システムの導入目的や用途に応じて、どの配信方法が適しているのか事前に把握しておく必要がありますので、理解しておきましょう。ダウンロード配信動画データを各デバイスにダウンロードして視聴する方法であり、オフラインでも視聴が可能となります。オフラインでも視聴できるため、月額課金や有料課金に向いているといえるでしょう。ダウンロード配信の場合、デバイスの容量が消費されること、ダウンロードの時間などが必要になる点は注意してください。ストリーミング配信サーバーから直接動画を視聴するもので、ストリーミング配信の中でも「オンデマンド配信」と「ライブ配信」に分けられます。「オンデマンド配信」とは、すでに視聴可能な状態の動画をサーバーから直接視聴するタイプであり、デバイスのデータ保存容量を圧迫しない反面、回線速度が遅いと遅延や停止してしまうことがあるのが難点です。一方、「ライブ配信」はリアルタイムで動画を配信するタイプで、データに残されません。そのため、特別感やプレミア感を出したいコンテンツ配信の際に使いたい配信機能といえます。ただし、視聴人数によってはサーバーに負荷がかかることもあります。動画配信システム選びのポイント数ある動画配信システムの中から、どのようにシステムを選べばいいのか、ポイントをまとめました。利用目的を明確にするまずは「動画配信の目的は何か」「目的のために必要な機能は何か」を明確にしましょう。動画配信システムは、利用する目的ごとに必要となる機能、データ容量、コストが異なります。たとえば社外にコンテンツとして販売したいのであれば、課金の機能があるかどうか、などです。事前に利用目的を明確にしたうえで、どのシステムが最適か見極めましょう。利用目的に合わせたタイプを選ぶ利用目的が定まったら、次はその目的に適したタイプの配信システムを選択します。配信タイプはおもに3つに分類されますので、それぞれについて見てみましょう。ポータルサイト構築可能タイプ動画を配信するだけでなく、インタラクティブなコミュニケーションツールとしても活用したいのならば、ポータルサイトも構築可能なタイプがおすすめです。コメント機能や、ユーザーが動画をアップロードできる機能もあり、コミュニケーションを積極的にとることができるでしょう。配信特化タイプ最小限の機能で、安く動画を配信できるだけで問題ない、という場合は配信特化型を検討してみてください。動画の配信のみが目的で、動画をアップロードする人が限定されているのであれば、おすすめのタイプです。ソリューション提供タイプ既存の動画配信システムタイプではカバーしきれない目的や課題がある場合は、ソリューション型のシステムを選びましょう。一部の機能のみの利用希望や、動画制作のサポートなど、幅広く対応してくれます。ユーザー(管理者・会員の数)数・転送量無制限発行できるユーザ数については、システムやプラン内容によって異なります。導入してから「増やしたいけど、増やせない」とならないように、事前にチェックしておきましょう。転送量とは、いわば配信スペックのことでもありますが、ユーザーが多ければ多いほど、高画質な動画を長時間視聴すればするほど、必然的に転送量は多くなります。転送量は動画配信において、とても大事なポイントです。中には無制限としているシステムもあります。使いやすさ・操作性便利な機能が豊富に搭載されていても、システムの運用や配信サイトの構築に専門的な知識やスキルが必要となる、画面の操作性が悪いなどの場合、運用担当者の負担となります。システムが、シンプルで使いやすいかどうかも重視すべき項目なので、無料期間で操作性を試してみて、比較してみるといいでしょう。課金システム・マネタイズの仕組みが簡単に導入できる社外向けに動画コンテンツを提供したいと考えているのであれば、課金システムが簡単に導入できるかどうかも要チェックです。課金につながるコンテンツがあっても、課金システムがないと売上の機会損失となってしまいます。サイトをカスタマイズできる配信システムを使って、ユーザーや社員と双方向にコミュニケーションが取りたいと考えているのであれば、サイトをカスタマイズできることが重要です。コメント機能やアンケートなど、動画に関する評価や理解度、意見をチェックできるため、コンテンツの精度を上げていくことにも繋がります。サポート体制が整っているか新しいサービスを導入すると、簡単な仕様であっても、とまどうことはあるはずです。そんなとき、運営側からのサポートが受けられると安心ですよね。機能面にこだわることも大切ですが、サポート体制が整っているシステムを選んでおくと安心して導入を進められるでしょう。無料トライアル期間があるか実際に導入するには、配信や管理は簡単にできるのか、どのような機能をどう使えるのか、まず使用感を確かめたいですよね。動画配信システムの利用目的によって必要かどうか異なりますので、まずは無料で試し、本導入を検討しましょう。動画配信システムの比較では、具体的に無料トライアル期間を設けているおすすめの配信システムを紹介します。OneStreamOneStreamは、「誰でも簡単に動画サイトが作れる」サービスです。デザインスキルや知識なども不要で、誰でも簡単に動画サイトを作成でき、1分でサイト構築可能です。動画や会員管理、マーケティング機能など、必要な機能が揃っており、価格も業界最安値の月額9,800円というのもポイント。初期費用は無料で、ユーザー数や転送量も無制限となっています。学習塾などの教育機関や、大手企業はもちろん、小規模企業者でも扱いやすいため、幅広く導入されています。また、課金システムを導入しづらいシステムも多い中、OneStreamはサブスクリプションのマネタイズをしやすい仕組みを提供してくれます。30日間の無料トライアル期間で、まずは試してみてください。メガDOGAメガDOGAは、VOD動画配信プラットフォームで、社内での動画教育や動画コンテンツ販売が手軽に始められるシステムです。会員認証機能で特定の会員に絞っての配信や、APIの提供で配信システムの開発や管理の手間を省くことができます。また、大規模な配信にも対応できるシステムとなっており、安定した提供を実現しています。秘匿性の高いコンテンツも安心して配信できるよう、コンテンツごとに制限を設けることも可能となっています。無料トライアル期間は、最大で30日間。初期費用は50,000円、月額費用は50,000円からで利用可能です。ULIZAULIZAは、クラウド型の動画配信システムです。サービス開始から10年以上、延べ500社以上の導入実績があり、10万人規模のライブ配信にも対応しています。イベント、VOD、ライブ、と配信スタイルに応じて最適なプラットフォームが用意されているため、目的に応じて選択可能です。初期費用は50,000円から、月額費用50,000円からで、無料トライアル期間は30日間となっています。利用期間に応じて月額契約ではなく、スポットでの契約(単月150,000円)もできるため、状況に応じて使い分けしてみてください。millviポータルmillviポータルは「動画共有ポータルサイト」の構築が可能なクラウド型のトータルシステムです。会員管理や、テスト、アンケート、メール配信などさまざまな機能が搭載されており、動画制作代行、ライブ配信代行、コンテンツの制作・運用支援などのサービスも行なっています。販売用から、クローズドの動画など、誰でも1週間ほどで運用できる設計となっているため、難しい知識やスキルも不要です。無料トライアルは30日間、初期費用200,000円、月額費用は100,000円からとなっています。クラストリームクラストリームは、クラウド型の会員制動画配信システムです。オンプレミス型にも対応しており、高いセキュリティ基準を設けたいときにもおすすめ。約3,000時間の動画を保存できる大容量と、2倍速でも聞き取りやすい最新技術が搭載されていることも特徴的です。オンデマンド配信とライブ配信にも対応し、業界最高レベルの最新セキュリティの仕組みで、違法ダウンロードや不正利用から動画コンテンツを守ってくれます。無料体験デモ機能あり、初期費用は無料、月額50,000円からで利用可能です。オンプレミス型をご希望の場合は、別途見積が必要となります。MOOGAMOOGAは、簡単3ステップで「見せたい動画」を「見せたい人へ」届けられる、シンプルで簡単な操作性にこだわった配信サービスです。ライブ配信には対応していませんが、その分シンプルな機能を低コストで利用でき、配信だけをメインとするのであればおすすめといえます。無料トライアルは30日間、各プラン初期費用は一律50,000円、月額15,000円からとなっています。UIshareUIshareは、オリジナル動画やデータ送信、共有サイトの構築が簡単にできるクラウド型のシステムです。即日利用開始も可能で、決済機能も搭載されているためコンテンツがあればすぐにでも販売できるようになっています。ライブ配信や、VR配信、修了書の発行、テストやアンケート機能など多機能が搭載されており、利用目的に応じて3つのプラットフォームから選択できますので自社の目的に応じて選んでみてください。無料トライアル期間は7日間と短めですが、初期費用は無料で、定額プランは月額50,000円からで利用できます。まとめ動画コンテンツの配信や管理は、動画配信システムを導入することで、効率よく作業を進められますが、まずは使ってみないとわからないことも多いですよね。今回紹介したサービスは、それぞれ十分な無料トライアル期間が用意されているので、ぜひ本格導入前に気になるサービスは試してみてください。