動画が投稿できるサイトというと、YouTubeをイメージされる方が多いかもしれませんが、クローズドなコミュニティで利用する場合には不向きです。例えば、「限られた人にだけ動画コンテンツを公開したい」「社内の人向けに動画でマニュアルを配りたい」といった場合です。情報漏洩のリスクを避ける、あるいは限定コンテンツの価値を守るためには、専用の動画投稿サイトを導入する必要があります。そこで、本記事では動画投稿サイトを導入するメリットに加え、おすすめできる動画投稿サイトを紹介します。動画投稿サイトを導入するメリットメリットは大きく4つあり、いずれも会社のブランディングや売上アップ、業務の効率化などに繋がります。それぞれについて見ていきましょう。ユーザーと関係性を構築できる会員と個別のコミュニケーションを取ることができるため、関係性を構築し、よりコアなファンとすることが可能となります。動画投稿サイトならば、登録した会員しか視聴できない限定のコンテンツを公開できます。限定公開しているコンテンツの価値が高ければ高いほど、視聴するユーザー側も「自分だけが見ることができる」という、特別さを感じられるはずです。個別のコミュニケーションを重ねることで、通常の顧客から優良顧客へ、そしてファンへと関係性を構築できるでしょう。デザインをカスタマイズできる動画投稿サイトは、会社のロゴやカラーなど、デザイン面を独自にカスタマイズできます。デザインを変えることで他社サイトとの差別化に繋がるだけでなく、企業を表すロゴやカラーなどで装飾すれば、ブランディング強化にもなるでしょう。また、見た目だけでなく操作性を自社の意図に沿ったデザインに作り込むことも可能なため、ユーザー側の利便性アップも期待できます。有料配信で収益化できる課金システムを導入すれば、新たなキャッシュポイントとなるでしょう。コンテンツごとに課金できることはもちろん、月額課金の形式をとることもできるため、売上安定に寄与してくれます。良質なコンテンツを作るほどに、継続課金も安定し、ファン化も加速するでしょう。社内向けの情報共有にも活用できる社内でのマニュアルや情報共有の際に、文字だけでなく動画もあれば便利ではないでしょうか。視覚的に訴えられるため、見ている側の理解度も上がるはずです。また、マニュアルなどは外部に漏れると厄介なため、セキュリティ的に考えても動画構築サイトを利用すると安心できます。社外の顧客向けだけでなく、社内メンバー向けのコンテンツ配信にも使用できるのはメリットといえるでしょう。自分で動画投稿サイトを作成すべき?外部サービスの動画投稿サイトを利用すべき?動画投稿サイトを作成することのメリットを紹介しましたが、導入する方法は2つです。・自分で作成する・外部サービスの動画投稿サイトを利用する運用の目的や公開する範囲などによって、どちらを選択すべきか変わります。状況と構築する目的に応じて、選択してみるといいでしょう。自分で動画投稿サイトを作成する方法まずは、自分でサイトを作成する方法について解説します。初めてサイトを構築する人からすると多少ハードルが高いと感じられるかもしれません。また、自分で作成する場合、注意点もありますので併せて確認しておきましょう。自分で作成する場合の注意点自分でサイトを作成する場合、「セキュリティ」「分析機能」「クオリティ」「容量」などに注意を払う必要があります。セキュリティ面は、会員情報やコンテンツ内容など外部に漏らしてはいけない情報を扱うため、当然ながら注意が必要です。WordPressで構築するのであれば、サイト自体を常時SSL化しておくようにしましょう。続いては分析機能についてです。どれだけの人が見たのか、最後まで見たのは誰なのかなど細かく分析したデータがあると、次のコンテンツ作成に活かせます。コンテンツのブラッシュアップ、サイトの改善などのために分析機能は欠かせません。WordPressを利用する場合は、Google Analyticsを活用するといいでしょう。クオリティについては、動画コンテンツの内容はもちろんのこと、サイトのデザインや操作性、ストレスフリーな閲覧環境なども含みます。良質なコンテンツを作成してもサイトのデザインや操作性が悪いと、ユーザーは離脱してしまいます。クオリティにもこだわらなければいけません。最後に容量です。動画の画質や、同時視聴できるユーザーの人数にも影響が出るため、運用していく範囲にもよりますが、意識すべきポイントです。外部サービスの動画投稿サイトを利用するメリット動画投稿サイトは、WordPressなどを使えば自分でも構築は可能ですが、上記の通り注意点も多いのが現実といえます。そこでおすすめなのが、外部サービスの動画投稿サイトを利用してコンテンツの配信、管理を行う方法です。初期費用や月額のコストがかかることを気にされる方もいるかもしれませんが、中には初期費用なしや、無料トライアルを謳っているサービスも多いため、まずは使ってみるといいでしょう。「セキュリティ」「分析機能」「クオリティ」「容量」と、自ら作成する場合の注意点においても、外部サービスの場合は全てクリアしています。情報の漏洩を防ぐためのセキュリティ、視聴分析を細かく行える機能、クオリティの高いデザインと操作性、そして配信に欠かせない容量面。また、サービス自体が常にアップデートされるため、より使いやすくなっていきます。自分で構築するサイトの場合、不具合が起きたら自ら対応しなければならないため、サイトを維持管理していくのも大変でしょう。その点、外部サービスならばコストがかかる分を差し引いてもお釣りが返ってくるくらいのメリットがあるといえます。動画投稿サイトは有料のサービスを利用すべき理由動画投稿サービスと聞くと、YouTubeやニコニコ動画を思い浮かべる人が多いかもしれません。TikTokやDailymotionなどもメジャーなサービスとして認知されています。上記にあげたサービスはいずれも無料で動画を投稿でき、動画を視聴する側としてサービスを使っている人も多いはずです。コストをかけずに済むため、無料で投稿できるのならば、それでいいと考える方もいるかもしれません。しかし、動画投稿サイトを運用していくうえで、無料のサービスにはデメリットも存在する、ということを覚えておきましょう。無料サービスのデメリット具体的には、「管理」「セキュリティ」「分析」の観点からデメリットがあります。それぞれについて見ていきましょう。コンテンツや会員の管理が煩雑になりやすいまず、無料サービスの場合、コンテンツや会員の管理が煩雑になりやすいという欠点があげられます。とくに会員の管理ができないと、誰が登録しているのか、年齢層はどうなのか、など細かく把握できません。サービスを提供するうえで、顧客情報を知ることは非常に重要です。その点の管理ができないのは、無料サービスのデメリットといえます。セキュリティ上の懸念YouTubeなどの場合、URLを知っていれば誰でも視聴できてしまう点がデメリットとなります。この機能は、できるだけ多くの人に公開して視聴してほしい時にはいいかもしれません。ところが、クローズドなコミュニティ、あるいは限られた人にしか見られたくないコンテンツの場合には、情報漏洩のリスクとなります。セキュリティ面で懸念があるということは無料サービスを利用するうえで避けては通れません。視聴分析ができない再生回数などはもちろん把握できますが、会員管理ができないため、個別での視聴分析ができません。そのため細かいデータを取得し分析したい場合には、無料サービスは不向きといえます。コンテンツのブラッシュアップや、ユーザー満足度を向上させるためには、視聴分析が欠かせない機能となるため、細かい分析ができない点はデメリットといえるでしょう。有料の動画投稿サービスのメリットと機能すでに有料の動画投稿サービスのメリットについて述べたとおり、セキュリティ、分析、クオリティ、容量などといった面から見ても有料サービスの導入をおすすめします。さらに、上記以外にも課金システムの導入や、企業ロゴやカラーを使ったデザインカスタマイズも可能です。会員のグループ分けや、グループ別に配信したいコンテンツを分けるなども簡単に行えます。そのため、塾や習い事で生徒さんへ動画を配信したい事業者は、生徒のクラスやレベルに応じて簡単に動画を振り分けられます。また、動画を視聴するユーザー側にとっても、広告や他社の動画コンテンツなど余計な情報をシャットアウトでき、コンテンツの検索性も高いため、利便性も向上するはずです。おすすめの動画共有サービスは?OneStreamは、「誰でも簡単に動画サイトが作れる」サービスとして注目を集めており、特徴としては以下のような項目があげられます。・デザインスキルや知識不要で、誰でも簡単に1分でサイトを構築できる。・初期費用が無料・無料トライアルあり・動画や会員管理など必要な機能が揃い、業界最安値の月額9,800円・ユーザー数や転送量が無制限・サブスクなどのマネタイズできる仕組みを提供してくれるこれまでに、学習塾などの教育機関や大手企業から、小規模企業者でも扱いやすいため、業界を問わず、幅広く導入されています。まずは30日間の無料トライアルで操作性や使い勝手を試してみてはいかがでしょうか。まとめ動画投稿サイトを構築することは、売上アップやブランディングの向上、業務効率化などメリットが多くあります。WordPressなどを利用してサイトを構築することも可能ですが、セキュリティ面や情報の管理を考えると、外部のプラットフォームを利用するほうがいいでしょう。YouTubeやニコニコ動画など、利用者数の多い無料サービスもありますが、運用面のデメリットを考えると、有料サービスの利用をおすすめします。数あるサービスの中でもOneStreamは、低コストで運用を開始でき、機能面も幅広くカバーしてくれています。お試し期間もあるため、興味がある方はぜひ一度公式サイトから問い合わせしてみてはいかがでしょうか。