研修やセミナー、営業支援やマーケティングなど、あらゆる場面で動画を活用するケースが増えています。動画配信の目的はさまざまありますが、効果的な配信を継続するためには日々の分析が欠かせません。分析して得られたデータを元に改善策を打ち出し、良質な動画コンテンツを配信していきましょう。本記事では、配信動画において分析するべき項目について解説します。配信動画について分析が必要な理由動画配信の目的はさまざまですが、効果的な配信を継続していくためには「分析」が大切です。なぜ分析が必要なのか、まずはその理由について理解を深めましょう。1, 配信目的が達成できているか確認する動画配信の目的として企業の認知度を向上させるため自社商品のプロモーションのため社内向け研修もしくは教育のため動画配信事業で収益をあげるためなどがあげられます。上記にあげた目的が達成されたかどうか、あるいは達成に向けての進捗はどのくらいなのか、それらを把握するためにも分析が必要です。2, コンテンツの改善に役立てるたとえば、動画配信事業で収益をあげることを目的としている場合、どの動画コンテンツが視聴回数が多いのか、どのような人がどういったコンテンツなら視聴するのか、など多角的な分析が求められます。分析で得られたデータから仮説を立てる、次の動画内容に反映する、また検証する。この繰り返しが動画コンテンツの質向上に繋がり、ひいては動画配信事業の収益アップにも繋がります。配信動画を分析する項目は?分析する項目は主に6つです。①再生回数再生回数に関しては、多ければ多いほどいいでしょう。人気のコンテンツがどれなのか、最もシンプルに把握できる指標となります。会員向けの動画であれば、会員の何割の人が視聴してくれているのかを測ることができます。②クリック率(CTR)クリック率(CTR)とは、動画が視聴者に表示された際に、どのくらいの割合でクリックされているかを示す指標です。CTRを求める計算式は、下記の通り。「CTR=クリック回数 ÷ 動画広告が表示された回数 × 100」CTRを上げるには、動画のサムネイルやタイトルが重要とされており、数値が低いのであれば、その2点について改善の余地があるといえるでしょう。③平均の視聴時間視聴時間は、動画の尺に比例しますが、動画の尺に対して平均の視聴時間が短い結果が出た場合、コンテンツ内容が視聴者のニーズに合っていない可能性が高いといえます。コンテンツの内容や尺を調整するなどして、数値が改善するかどうか試してみましょう。④再生維持率ユーザーが動画を再生してからどれくらい視聴を維持したのかを測る指標です。動画からの離脱が早い、離脱が多い箇所がある、といった場合、コンテンツ内容を改善する必要があります。⑤視聴デバイス視聴者が、PC、スマホ、タブレットなど、どのデバイスから視聴しているのかを知る必要があります。スマホでの視聴が多いのであれば、短めの動画コンテンツの方がより好まれる傾向にあるなど、デバイスによってコンテンツの内容だけでなく尺を工夫すると、より数値が改善する可能性が高まります。⑥動画からのCVR(コンバージョン率)動画を使って商品やサービスの購入を促すなど、動画視聴のあとのアクションに繋げることが目的である場合、CVRを確認する必要があります。視聴されていてもCVRが低く、次のアクションを促進できていないのであれば、コンテンツ内容の訴求力が弱いと考えられるため、内容を改善しましょう。配信動画の分析にはKPIを設定しようビジネスシーンにおいて、KPI(Key Performance Indicators「重要業績評価指標」)の設定は必要不可欠です。それは動画配信においても同様であり、KPIを設定すると、コンテンツの良かった点、悪かった点を把握しやすくなります。設定するKPIの項目は、動画配信の目的によって異なります。たとえば、商品やサービスの購入が目的の場合、商品ページへのアクセス数や問い合わせ数、購入率や購入数があげられます。また、社内向けの内容であれば、対象となる従業員がコンテンツを視聴しているかどうか、平均の視聴時間、再生維持率が見るべきポイントとなるでしょう。OneStreamの視聴分析機能について転送量無制限、シンプルな操作性で専門知識やデザインスキルがなくても簡単に配信サイトを構築できるOneStreamは、分析機能も充実しています。いずれのプランであっても分析機能はフルに利用できるところも特徴です。日付、動画、会員ごとの分析から、個別視聴ログ、視聴サマリー、視聴ログCSVエクスポートが可能です。どのユーザーが、どの動画を見ているのかを確認できる「個別分析」はもちろんのこと、サイト全体でどの動画がいつ見られているのかを確認できる「サイト分析」のいずれも可能となっています。分析機能は、コンテンツ内容の充実に直結します。よりよい動画配信を行うためにも、積極的に分析機能を活用していきましょう。OneStreamの視聴分析機能を活かした事例実際にOneStreamを導入し、視聴分析機能を活かしてコンテンツ内容のアップデート、業務改善に繋げた企業の事例をインタビュー記事とともに紹介します。事例① 株式会社増田塾 様Z会グループの高校生向け学習塾を運営する増田塾様では、OneStreamで配信した授業動画の視聴記録を元に、サポート体制を構築し、業務軽減と生徒側の利便性も向上されています。たとえば、未受講者が誰なのか、受講者がしっかり視聴しているのかなど、受講管理ができるため、生徒へのサポートに繋げています。詳細はコチラから事例② シー・ワークス合同会社あらゆる式典・祭典・会議・大会・学術集会(学会)などのイベント開催、運営、サポートしているシー・ワークス合同会社様は、医療関係の学会発表のオンデマンド配信でOneStreamを利用されています。学会の参加の有無が単位認定となるため、視聴ログから「誰が」「どこまで動画を視聴しているのか」をデータとして抽出できるようになり、分析をより効率よく行えるようになったといいます。詳細はコチラからまとめ | 効果的な動画配信を継続するにはデータ分析が不可欠良質な動画コンテンツを配信するためには分析が大切です。分析するべき項目は6つあり、そこから見えてくる数値を元に改善を繰り返していきましょう。日々の分析がコンテンツの質をアップさせ、動画配信の目的を達成することに繋がります。動画配信プラットフォームであるOneStreamは、分析機能も搭載されており、その機能を活かした事例も多くあります。効果的な動画配信を継続するために、日々のデータ分析に取り組んでいきましょう。