動画配信を始めるにあたり、ストレージ容量とデータ転送量について理解しておくと、データサイズを適切に把握でき、配信コストの改善に役立ちます。本記事では、ストレージ容量とデータ転送量、それらの計算方法について解説します。動画配信の「ストレージ容量」とはストレージには「倉庫」という意味があり、データを保存する場所と言い換えると理解しやすいでしょう。動画配信プラットフォームにおける「ストレージ容量」とは、サーバーに格納できる動画データの総量のことです。サーバーに保管する動画データが増えると、データが蓄積されるため、容量も大きくなります。データのサイズは、動画の画質や尺(動画の長さ)で決まるため、画質が良く尺が長い動画ほどサイズも大きくなります。つまり、ストレージ容量も増える、というわけです。有料の動画配信プラットフォームではストレージ容量が増えるほど、コストもかかることが一般的であるため、配信プラットフォームを選ぶ際にはストレージ容量についてもしっかりチェックしておきましょう。データ転送量(動画流量)とはデータ転送量(動画流量ともいいます)とは、動画配信サーバーから視聴者側のスマホやパソコンなどの端末に向けて送られるデータ量のことです。「尺が短い」「低画質」「視聴者もごく少数」であればデータ転送量は少なく、「繰り返し視聴される」「視聴者数が多い」「高画質」「尺が長い」「視聴時間も長い」となるとデータ転送量は大きくなります。データ転送量が増えると、その分サーバーへの負担も大きくなるため、動画の視聴やサイトへのアクセスにも支障をきたす可能性も考えられます。また、使用量に応じて課金される従量型の動画配信プラットフォームを利用している場合、再生回数や視聴者が増えるごとにデータ転送量が増えるため、その分コストもかかる点に注意しましょう。ストレージ容量とデータ転送量は計算できるストレージ容量とデータ転送量、それぞれを計算するには、前提として「ビット」から「バイト」へ変換しなければいけません。ビットとは、データサイズの単位であり、バイトはファイルサイズの単位です。(8bit = 1byte)最終的に求める値の単位は「バイト」となるので、値が1/8になるように計算します。ストレージ容量の計算方法計算式は、以下の通りです。動画のストレージ容量=動画のビットレート(bps) × 動画の尺(秒) ÷ 8ビットレート(bps)は、1秒間あたりのデータ量のことで、動画の画質にも大きく影響します。仮に、動画のビットレートが30Mbps、動画の長さが10分(600秒)とした場合で当てはめてみると、動画のストレージ容量は2,250MBであることがわかります。30Mbps × 600(秒)÷ 8=2,250MB動画ファイルごとにサイズが分かれば、合計することでストレージ容量が計算できます。動画配信では動画を複数の画質で配信することもあるかもしれません。その場合には、動画データの画質を複数パターン用意しておきましょう。視聴者が画質を任意で選択できる、視聴環境に最適な画質へ自動的に切り替わるように配信するといったことも可能になり、利便性が向上します。データ転送量の計算方法計算式は以下の通りです。データ転送量=動画の配信ビットレート(bps) × 動画の尺(秒)× 動画の再生回数 ÷ 8視聴者が動画を最初から最後まで通して視聴した場合は、動画の尺がイコール「視聴時間」となるため、当てはめて計算できます。一方で、途中までの視聴や、繰り返し視聴がある場合は「視聴時間」に入れる数値を変えなければいけないので注意しましょう。Onestreamならデータ転送量が「無制限」シンプルな操作性で専門知識やデザインスキルがなくても、簡単に配信サイトを構築できるOneStreamはいずれのプランで利用しても、データ転送量は無制限であることも特徴です。使用量に応じて課金される心配もありません。OneStreamのプラン別機能一覧はコチラから!無料体験も可能になっているので、データ転送量を気にせず動画配信を始めたい方は、OneStreamをぜひ一度試してみてください。