さまざまなビジネスの現場で、会員向けサービスを提供するためにオンラインサロンを提供する方が数多く見られています。オンラインサロンを始める場合には自分で一から構築する方法あるいは既存のサービスを活用して構築する方法から選択可能です。 本記事ではオンラインサロンの制作を検討している方に向けて、おすすめのオンラインサロン制作方法・おすすめサービスについて解説します。 合わせて、安価なオンラインサロンの制作方法を押さえておきましょう。 オンラインサロンの制作は自分でできる?オンラインサロンは自分で一からサイトを構築することも可能ですが、あまりおすすめできません。 一からサイトを構築する場合、HTMLやCSSをはじめとしたスキルが求められます。加えて、学習を始めてから構築したばかりのサイトはどうしてもクオリティに欠けてしまいます。 よほどサイト構築に高いスキルを持っているわけではない限り、オンラインサロンを自分で制作することは避けましょう。 オンラインサロンの制作方法3選!オンラインサロンを制作する主な方法は以下の3つの方法です。 オンラインサロンを制作できるプラットフォームで構築する SNSのグループ作成機能を活用して構築する 自分で1から構築するオンラインサロンは③のように自分で1から制作することも可能ですが、あまりおすすめできません。実際に自社で作ろうとするとかなりの人件費とリソースがかかってしまいます。ですので、できればオンラインサロンが制作しやすいプラットフォームやサービスを利用すると良いでしょう。オンラインサロン制作におすすめのサービスプラットフォームを活用してオンラインサロンを構築する場合、以下のプラットフォーム・サービスが使えます。 サービス名OneStreamCAMPFIREDMMSalon.jpIDOBATA特徴・オンラインサロンだけでなく、社内共有サイトの立ち上げも一括で対応できる・対応領域が広い分多くのユーザーが利用しやすい・クラウドファンディングツールとして使われている・さまざまな分野に対応している・ビジネス目的で使われる傾向にある・コミュニケーションを重視した運用方法がメイン・挑戦意識の高い方・応援意識の高い方が集まりやすい・リーズナブルな料金設定が主流・講演・セミナーを求めるユーザーが多い手数料・基本プラン:10,780円/月(税込)支援金額の10%売上の約20%ー売上の15%OneStream「OneStream」はオンラインサロンだけでなく、社内共有サイトの立ち上げも一括で対応できるプラットフォームです。個人だけでなく企業でもオンラインサロンを開く場合があり、特に企業でオンラインサロンを開く場合に受けられる恩恵が大きくなります。また、「OneStream」はこれまでにさまざまな分野のオンラインサロンが構築されており、分野に関係なくオンラインサロン構築が始めやすいです。サイト構築の自由度が高く、ジャンルも幅広いため、オンラインサロン制作で使うプラットフォームの第一候補として検討してみてください。CAMPFIRE「CAMPFIRE」は、主にクラウドファンディングツールとして使われています。 しかし、コミュニティ機能を活用することでオンラインサロンとしても運用可能です。ただ、ユーザーから支援してもらった金額の10%が手数料として差し引かれる点に注意してください。 DMM「DMM」はビジネス目的のオンラインサロンが構築されているプラットフォームです。他のプラットフォームと比較して、著名人や共通の趣味・志向を持ったユーザー同士のコミュニケーションを求めるユーザーが集まりやすい特徴があります。ユーザー同士のつながりを重視したオンラインサロンを運営する場合には「DMM」がおすすめです。Salon.jp 「Salon.jp」は挑戦・応援意識の高いユーザーが集まりやすいことを生かしたオンラインサロン運営に向いているプラットフォームです。意識の高いユーザーが集まりやすいと、上級者向けの受講内容のオンラインサロンが運営しやすいです。ワンランク上のユーザー向けのオンラインサロンを運営したい方は検討してみてください。 IDOBATA「IDOBATA」は講演・セミナーがメインコンテンツとなるオンラインサロンが多い特徴が見られています。講演・セミナーを求めるユーザーも集まりやすくなるため、会員を増やしやすいでしょう。「IDOBATA」は講演・セミナーをメインとするオンラインサロンを考えている方におすすめです。 サービスを使ってオンラインサロンを制作する流れサービスを使ってオンラインサロンを制作する場合、以下の流れで手続きを進めてください。 テーマ・ターゲットを決める オンラインサロンの制作方法を固める 月額費用を設定する テーマ・ターゲットを決めるまずはオンラインサロンのテーマ・ターゲットを決めます。 オンラインサロンのテーマ・ターゲットによってユーザーが登録しやすいオンラインサロンの制作サービスを変える必要があります。いきなりビジネス意識を持ってオンラインサロンを始めなくても構いません。最初は趣味や好きなテーマでオンラインサロンの運営を始め、オンラインサロンの運営に慣れるところから始めることをおすすめします。 合わせて、オンラインサロンにおける自分の立ち位置も決めておきましょう。 オンラインサロンを立ち上げたからといって講師になる必要はありません。別の方に講師となってもらったり、有益な情報をユーザーに共有してもらったりする形でオンラインサロンを運営することも視野に入れてみてください。 オンラインサロンの制作方法を固める次に、オンラインサロンの制作方法を固めます。 オンラインサロンを一から作るか、既存のプラットフォームを利用するか、 SNSを利用するか明確にしてください。どの選択肢を取るかによって、オンラインサロン立ち上げの具体的な手順が変わってきます。 基本的には以下の形で選択しましょう。 既存のプラットフォーム:決済・サポート対応してもらいたい場合SNS:手数料をかけずに多くのユーザーが集客できるオンラインサロンを運営したい場合自分でオンラインサロンを構築:それぞれのテーマにあったデザインのオンラインサロンを作って差別化したい場合 SNSでオンラインサロンを構築すると、アカウント停止をはじめとしたトラブルでオンラインサロンの運営がストップするリスクがあります。また、自分でサロンを構築する場合、一からプラットフォームを構築するためのスキルが必要です。既存のプラットフォームであれば、手数料・月額料金はかかってしまいますが、サポート体制がしっかりしていてトラブルが生じてもすぐに相談できます。安心してオンラインサロンを運営するために、「OneStream」をはじめとした自分に合った既存のプラットフォームを活用しましょう。 月額費用を設定する次に、月額費用を設定します。 どの程度有益なサービスなのかを客観的に判断し、毎月の値段を設定してください。オンラインサロンの金額設定で困った場合は、同じジャンルの他のオンラインサロンの月額費用を参考にすることをおすすめします。 可能であれば、ジャンルだけでなくサービスの内容・質・実績の有無をはじめとした要素も踏まえて客観的に妥当な価格を設定しましょう。 オンラインサロンを制作する際に注意する点オンラインサロンを制作する際には継続的に有益な価値が提供できるサロン作りを意識することが重要です。 インターネットが広まったことで、さまざまな情報が無料で手に入るようになっています。有料で情報を発信する以上は、無料で手に入る情報以上の価値を提供しなければなりません。 どのような情報が無料で提供されており、どこに有料で提供できる価値があるか判断するために、競合調査を実施してください。 また、オンラインサロンを制作した後には、集客できるかどうかが大きなポイントになります。 何の実績もわからない人のオンラインサロンに入りたいと思う方は基本的にいません。どのような実績がある人物が運営しているオンラインサロンなのかアピールすることが大切です。 オンラインサロンの制作方法についてまとめオンラインサロンを立ち上げるのは難しいとイメージしている方が多いです。しかし、オンラインサロンは既存のプラットフォームをはじめとした方法で始められます。ただ、プラットフォームによってオンラインサロン・ユーザーの特徴が異なります。オンラインサロンのテーマ・ターゲットと合わせて利用するプラットフォームを決めてください。 オンラインサロンを立ち上げても集客できなければ成果は出ません。集客するところまで意識して「OneStream」をはじめとしたそれぞれに適したオンラインサロン制作の流れを考えましょう。